使い方ガイド
「Print-in-Place(組み立て不要)多関節キーホルダー」をブラウザでデザインするアプリの使い方をご案内します。
1. くねもじサービスの利用の流れ
Print-in-Place(プリント・イン・プレイス) とは、組み立てが要らず、印刷したらそのまま関節が動く3Dプリントの方式です。このアプリでは、お名前・絵文字・都道府県の形などを並べた多関節キーホルダーを、ブラウザ上でデザインしていただけます。
ご利用の流れ
- ブラウザでデザインします
- 「注文コードをコピー」を押します(
KC1:…という文字列がコピーされます) - BOOTHで購入し、取引メッセージに注文コードを貼り付けます
- そのデザインのとおりに製作してお届けします(=3Dプリンターをお持ちでなくてもご注文いただけます)
2. 画面の見方
- 左側:設定パネル(作る内容を決めます)
- 右側:3Dプレビュー(できあがりのイメージを回して確認できます。左ドラッグで回転、ホイールで拡大縮小)
- 右下:状態表示(全長・幅、文字サイズのヒント、注意メッセージなど)
- プレビュー下:ヒンジ角度スライダー(後ほどご説明します。関節を曲げたときの見た目を確認できます)
左パネルは上から「作る順」に並んでいます:
パーツ → サイズ・形 → 文字 → 穴 →〔⚙上級設定(折りたたみ)〕→ プレビュー表示 → 注文 → 保存・復元
3. パーツ
キーホルダーは複数の「ピース(コマ)」が関節でつながった形をしています。上から下へ 1・2・3… と並びます。
一括入力
- 表面:「🐧よしさと🐱」のように入力して「配置」を押すと、1文字=1ピースでまとめて作られます(パーツ数も自動で設定されます)。1〜15文字・絵文字も使えます。
- 裏面:(「裏面にも文字を入れる」がONのとき表示されます)今あるピースの裏側を、上から順に埋めます。
- 一括入力はいったん作り直す操作なので、細かい調整は下の各パーツ欄でおこなってください。
パーツ数
- 1〜15個まで選べます。1=関節なしのシンプルな1枚(都道府県1枚のキーホルダーなど)です。
- 増やすほど長くなります。印刷できる大きさに収まるかは「プレビュー表示」のプレート枠でご確認ください(→11章)。
各パーツの種別
| 種別 | 内容 | 使える位置 |
|---|---|---|
| テキスト | 文字(改行で2行・最大3行×10字) | どこでも |
| 絵文字 | モノクロ絵文字(「絵文字を選ぶ」から検索・全1,151種) | どこでも |
| 都道府県 | 47都道府県のシルエット(日本語名で検索できます) | どこでも(表・裏とも) |
| QRコード | URLをQRコードに(Instagram等のプリセットあり) | 表面のみ・穴なし |
| 角丸タブ | 先が丸い端の形+穴つき・文字なし(キーリング取り付け部) | 端(上下)のみ |
| 留め具A(Tバー) | 腕輪の留め具・差し込む側 | 端のみ |
| 留め具B(受け) | 腕輪の留め具・受ける側 | 端のみ |
- 表と裏でそれぞれ別の内容にできます(裏面は「裏面にも文字を入れる」がONのとき)。
- 並べ替えは各行の ▲▼ で上下移動、+ で挿入、× で削除です。
- 「角丸タブ」「留め具」は端専用です。並べ替えで中間に来た場合は自動でテキストに戻ります。
4. サイズ・形(mm)
| 項目 | 範囲 | 既定 | 説明 |
|---|---|---|---|
| プリセット | 小16×14 / 中20×18 / 大28×28(QR向き) | — | ワンタッチで幅・長さを設定します |
| 幅 | 14〜52 | 20 | 横幅です |
| 長さ | 12〜48 | 18 | 1ピースの縦の長さです |
| 厚み | 3〜4.5 | 4.0 | 丈夫さを保つため厚めにしています |
| 面取り | 0〜1.5 | 0.6 | 角を斜めに削って(45°)手触りをよくします。0でオフ |
大きいピースほど文字を大きく入れられます(QRコードは大サイズがおすすめです)。全長・幅は右下の状態表示でご確認いただけます。
5. 文字
文字ピースの見た目をまとめて設定します。
サイズ
- 自動(統一)(既定ON):全ピースの文字を同じ大きさに自動でそろえます。
- 端の穴ピースに合わせて全体を縮小する:穴のあるピースは文字を入れられるスペースが狭いため、そこに全体を合わせたいときにお使いください。
- サイズ(mm):自動をOFFにすると手動で指定できます。
- パーツごとに個別サイズを指定:ONにすると各パーツの表・裏に「サイズ(mm)」欄が出ます。空欄=自動/数値=そのピース面だけ固定です。
縦書き・2行
- 縦書き:1ピースの複数文字を縦に並べます(全ピース一括)。
- 2行入力:テキスト欄で Enter を押すと改行できます(最大3行×1行10文字)。入力欄は行数に合わせて自動で広がります。大きいピースは2行にすると文字を大きく入れられます(例:
0212/02)。
仕上げ・裏面
- 仕上げ:凸(浮き出し・標準)=3Dプリントらしい浮き出しです(強くぶつけると欠けることがあります)。埋め込み(面一・欠けにくい)=表面と平らで欠けにくい仕上げです。
- 文字の厚み(mm):凸の高さ/埋め込みの深さです(0.2〜1.2、既定0.6)。
- 裏面にも文字を入れる:ONにするとパーツ欄に「裏面」セクションが出ます。表と裏で別の文字を入れられます。裏面は常に埋め込み・黒で、鏡文字は自動で補正されます。
6. 穴
- 先頭(上)に穴 / 終端(下)に穴:キーリングを通す穴を、どちらの端に開けるかを選べます。
- 穴は四角いピースにも開きます(穴だけが必要な場合は「角丸タブ」にしなくても大丈夫です)。
- 「角丸タブ」は端の形を丸くするためのもので、穴は自動で付きます。
穴のフチも、「サイズ・形」の面取りと同じ量だけ斜めにカットされます(手触りと見た目が全体でそろいます)。面取りを0にすると、斜めのカットがない、まっすぐな貫通穴になります。
7. 上級設定(関節・ヒンジ)
ふだんは変更しなくてよい設定です(既定で折りたたまれています)。
関節クリアランス(mm)
すき間(0.15〜0.4、既定 0.25):関節の軸と受け側のすき間です。0.25は実際の印刷で確認できたおすすめの値です。関節が固まって動かないときは大きく、ゆるすぎるときは小さくしてください。変更した場合は、まず試験片でお確かめいただくのがおすすめです。
ヒンジの見た目
- 幅の比率(0.4〜1、既定0.72):下げるほど腕時計のバンドのように細くなります。
- 外端の面取り(0〜1.3、既定0.5):関節のいちばん外側の部品だけを丸めます。
- 関節の分割:3分割(標準)/5分割(より細かい多関節。各部が細くなるぶん強度はやや下がります)。
8. プレビュー表示
「作る」設定ではなく「見る」ための設定をまとめています。
- 入力しながらプレビュー更新(既定ON):連続で編集するときはOFFにすると動きが軽くなります。ONに戻すと反映されます。
- プレート枠を表示:プリンターで印刷できる大きさの枠を重ねて、収まるかを確認できます。「プレートを45°回転」で、斜めに置けば入るかも確認できます。枠内フィット表示は、○収まる / △斜め配置なら入るかも / ✗入らない、の意味です。
- ぶら下げプレビュー:穴を上にして吊り下げた状態で揺らせます。右ドラッグで振ると大きく揺れ、離すとだんだん静かになります。各関節がしなやかに揺れます。
⚠ 正面から見ると左右にはほとんど動きません(関節は前後方向にしか曲がらないためで、正しい動きです)。視点を90°回して真横からご覧いただくと、大きくしなって見えます。腕輪(留め具)を使っているときや穴がないときは自動で静止表示になります。 - 🎬 デモ再生:操作をしなくても、ゆっくり回転しながら自動で揺れます(展示・SNS向け)。回転中に触れば手動操作もできます。
- ヒンジ角度スライダー(プレビュー下):すべての関節を手動で曲げた見た目を確認できます(−/+/リセット)。ピースが1個のときは表示されません。
9. 注文(BOOTH)・保存/復元
このデザインで注文する(BOOTH)
- ① 注文コードをコピー:
KC1:…という文字列がコピーされます(お名前・ご住所などの個人情報は含まれません)。 - ② BOOTHの商品ページへ:ご購入後、取引メッセージに注文コードを貼り付けてください。
価格の目安は、名前入り(〜6ピース)1,200円/大きめ・両面・QR入り 1,700円(送料別)です。まとまった数のご注文はBOOTHメッセージでご相談ください。
設定の保存・復元
- 設定をJSONで保存:いまの設定(パーツ・サイズ・穴・文字など)をファイルに保存できます。
- 設定を復元(JSON読込):保存したファイルを読み込むと、元どおりに戻せます。
- 注文コードから復元:受け取った
KC1:…を貼り付けて「復元」を押すと、そのデザインを再現できます。
10. 自分で印刷したい方へ
3Dプリンターをお持ちの方は、無料公開しているMakerWorld版のデータからご自分で印刷していただけます。
- 0.2mmノズル推奨です
- サポート材はOFF推奨です(関節のすき間にサポート材が入ると、関節が固まって動かなくなりやすいためです)
11. よくある問題と対処
| 症状 | 原因・対処 |
|---|---|
| 更新したのに反映されない | ブラウザに古いデータが残っています。Ctrl+F5 で再読み込みしてください。 |
| 揺れが正面でほとんど動かない | 正常な動きです。関節は前後にしか曲がらないため、正面からは見えにくくなります。視点を90°回して真横からご覧ください(→8章)。 |
| パーツが増やせない/プレートに入らない | 印刷できる大きさの上限です。プレート枠でご確認のうえ、パーツ数やサイズを見直してください。 |
| 文字の「はみ出し」注意が出る | 文字がピースに収まっていません。文字サイズを下げる/ピースを大きくする/2行や縦書きにする、で調整してください。 |
| 文字が「小さすぎ」注意が出る | 約3mm未満の文字は印刷でつぶれやすくなります。文字数を減らすか、ピースを大きくしてください。 |
| 関節が固まって動かない/ゆるすぎる | 関節クリアランス(既定0.25)を調整してください。まず試験片でのご確認をおすすめします。 |
| 留め具が留まらない | 両端を「留め具A」と「留め具B」の1つずつのペアにしてください。幅は18mm以上がおすすめです。 |
| QRコードが読み取れない | ピースを大きくしてください(1マスが小さすぎると読み取りにくくなります)。QRコードは表面のみ・穴なしです。 |
| 絵文字が表示されない | フォントにない絵文字です。アプリの「絵文字を選ぶ」に出てくるものだけがお使いいただけます(全1,151種)。 |